2016年3月4日金曜日
戦争と、難民(なんみん)
ほげ子さんが読んでいる、小学生新聞(朝日)の今日の記事に、クルド人の子どもたちの記事がありました。
クルド人は、中東の国々の幅広い地域に住んでいる民族です。
人口は、2500千万から3000万と言われますから、東京の人口の二倍以上にもなります。
。
中東の地理が苦手で、どこにどの国があるのか、おかーさんも、よくわかっていません。
おぼえるために、ちょっとがんばって、地図を、書いてみました。
トルコ、シリア、イラク、イランの国境(こっきょう)を越えて、クルド人のひとたちの住んでいる地域が広がっています。
戦争や、紛争(ふんそう)のニュースに、よくでてくる国が、並んでいますね。
今日の小学生新聞では、IS(イスラム国)との戦闘から逃げて、イラクの北部に住むようになった、クルド人一家の事情が、紹介(しょうかい)されていました。
IS(イスラム国)は、クルド人のなかでも、ヤズディ(ヤジディ)教という宗教を信じているひとたちを嫌って、激しく攻撃しているといいます。自分たちの信じているイスラム教と、ヤジディ教が、違っているから許せない、というのが、その理由です。
この争いのために、多くのひとたち、子どもたちが、生きることが難しくなり、とても苦しい思いをしています。
これまでの歴史のなかでも、クルド人のひとたちは、いろいろな国家で迫害(はくがい)を受けてきています。そのため、故郷から遠く離れた他国に逃げて、そこで暮らしつづけている人たちも、増えてきています。
ほげ子さんの家から、そう遠くない町でも、大勢のクルド人が暮らしているのは、知ってたかな。
IS(イスラム国)という集団が、テロや迫害など、あまりにひどいことをするというので、いま、いろいろな国が軍事的な攻撃をしています。けれども、そのために、さらに多くの人たちが、住む場所を追われ、仕事を失って、難民(なんみん)になってしまっています。この争い事は、いつ終わるのか、まださっぱり分かりません。
そして、難民がたくさん集まっている国々でも、いろいろな問題、摩擦(まさつ)が、起きています。
言葉や生活のしかた、信じている宗教が違う人々同士が、仲良くすることは、どうしてこんなに難しいのか。
長い人間の歴史のなかで、同じようなことが、何度も何度も起きているのに、どうして繰り返してしまうのか。
こんな争いをやめて、みんなが穏やかに暮らすことのできる方法はないだろうかと、悲しいきもちで考えている大人や子どもは、きっと世界中にいるはずです。
インターネットを使って、国や言葉や文化の壁を超えて、言葉や映像を伝えることができる、いまの時代だからこそ、いままでには考えられなかったような、何か新しい方法がみつかるかもしれません。起こっていることを、きちんと知ることから、すべては始まるのではないかなと思います。何も知らなければ、考えることも、変えることも、できませんから。
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